●三重県におけるいじめ防止の取組
三重県では平成30年4月1日に「三重県いじめ防止条例」を施行し、社会総がかりでいじめの問題を克服するべく取組を進めています。特に、4月と11月をいじめ防止強化月間としており、令和4年11月はいじめ防止のキャンペーンバスやキャンペーントレインなどの取組を行っています。
●いじめ防止動画コンテストとは
児童生徒がいじめを許さず、相手を思いやる心や、個性を認め尊重する態度を育むことを目的に「いじめ防止の主体的な活動推進事業」を実施しています。令和4年度は「いじめ防止」をテーマとする動画作成や紙芝居の上演に取り組んでいます。令和4年8月6日に動画作成グループの代表者や紙芝居の上演を行う児童生徒が集まり、オレンジ田中さんの講演や意見交流会、紙芝居の作成にも関わっていただいたメリーゴーランドの増田さん、動画作成について有限会社NRの岡山さんと北村さんに協力していただき研修会を実施しました。
※ トップの写真はそのときのものです
追加募集で応募していただいた学校もありますが、動画作成グループは各校で、誰にどのようなメッセージを伝えるかを考えて動画を作成しました。
作成した動画は三重県のいじめ防止ポータルサイトに掲載するとともに、県民の方の投票によって、より想いが伝わってきた3団体の作品を別の広告媒体に掲載します。
●投票スケジュール
投票期間:令和4年11月16日(水)から11月30日(水)
●応募動画 ※団体名の50音順で掲載
それぞれをクリックすると動画が再生されます。
皆さん、無意識に、きつい言葉や不快な言葉を使ってはいませんか?言葉は受け取った人の中でずっと残ることがあります。相手を傷つける言葉ではなく、前向きな言葉を贈りあってほしいと思い、この動画を制作しました。
正しいことをしたいと思っても、ひとりでは勇気が出せないことがあります。いじめを見つけたときも、みんなで力をあわせればきっと止められると思います。この動画を見て、みんなの勇気を出し合うきっかけにしてほしいと思い制作しました。
いじめで傷つけられた人は、立ち直ることができないほど辛い思いをしていると思います。だれも傷つけられていい人はいないはずなので、そんなことをする前にいじめをする人には思いとどまってほしいです。
誰かが傷ついているのを見て見ぬふりをしてしまったら、きっと後悔してしまうと思います。一人では助けられなくても、周りの人の力を借りて困っている人を助けることができるようになれれば、みんなが安心して暮らしていけると思います。
いじめのこと、一緒に考えて行動してほしいという思いで動画を作成しました。SNSをきっかけとして、身近なところでいじめが起きるかもしれません。一人で辛い思いをしている人がいるかもしれません。誰かが気づいて、「大丈夫。」と声をかけてほしい。勇気を出して相談することが大切だと思います。
私たちがこの作品を通して伝えたいことは、「相手の立場になって考えてみてほしい」ということです。「今まで全く考えたことはない」と思う人もいると思います。ただ、皆さんの心の中に必ず「これは良くない」という心があるはずなので、その気持ちを奮い立たせるきっかけとなる動画として、多くの人に見てほしいです。
今、あなたが苦しい思いをしていた県民の皆様へ。菰野小学校です。本校は全児童数1000人を越える県内一のマンモス校です。今回6年生児童が「いじめをしない!させない!見逃さない!」という熱い「3ない」宣言の想いから積極的に動画作成に参加しました。児童・教師・PTA・地域が一体となって、誰もが安心して過ごせる菰野小学校をめざしていきます!
神戸中学校は、体育祭や文化祭の学校行事はもちろん、授業など普段の学校生活や部活動を通して、笑顔になれる学校を目指しています!!
生徒会では、学校生活の様々な場面で、笑顔の花が咲いているようないじめ・差別のない 学校であればとの願いを込めて作成しました。
小中高生のみなさんへ。気付かないうちに、何気ない一言が誰かを傷つけてしまっているかもしれない。誰もが加害者になる可能性があることを忘れてはいけない。言葉の使い方で笑顔を奪ってしまうことがあります。笑顔を増やす言葉を使っていきましょう。
この動画は、いじめの区別はひとそれぞれであるということを伝える動画です。ある人は「いじり」でも、ある人は「いじめ」と感じるかもしれません。一見楽しそうに見えても、実は「つらいな」と思っているかもしれません。あなたは相手の本当の気持ちに気が付けますか。
言葉はとても大きな力を持っています。人を傷つけるように使うのか、人を救うために使うか、言葉の重さを考えて発言できる社会になってほしいです。今一度、自分の行動を見直すきっかけにしてもらいたいと思って、この動画を作成しました。
私たちはいじめをゼロにするために大切なことのひとつは、声をあげる勇気を持つことだと考えました。
そして、その勇気は、まわりの人たちが持たなければならないと思いました。
ひとりで声をあげることは難しいかもしれないけれど、同じ勇気を持った人が増えていってほしいと思います。