いじめ防止強化月間(令和5年11月)

三重県いじめ防止強化月間の取組について

 三重県では、児童生徒が安心して学習その他の活動に取り組むことができるよう、学校の内外を問わずいじめが行われなくなるようにすること等を基本理念とした「三重県いじめ防止条例(以下、条例)」を平成30年4月から施行し、今年で6年目を迎えました。条例では、いじめの防止に関する県民の理解を深め、社会総がかりでいじめの問題を克服するため、毎年4月及び11月をいじめ防止強化月間としています。令和5年11月の取組は以下のとおりです。

1.三重県教育委員会の取組

(1) 鈴鹿ポイントゲッターズ「いじめ防止啓発試合~いじめにレッドカード!~」

 11月26日、四日市市中央陸上競技場にて、鈴鹿ポイントゲッターズがラインメール青森といじめ防止啓発試合を実施しました。当日は、県教育委員会の職員と鈴鹿ポイントゲッターズの選手が啓発活動を行ったり、来場者がハーフタイム中に、選手の「STOP!いじめ」の掛け声にあわせ、「STOP!いじめ」と書かれたピンク色のチラシを頭上に掲げるなどして、いじめ反対の意思を示しました。

(2) ショッピングモールでのいじめ防止啓発イベント

 11月11日、イオンモール桑名にて、いじめ防止啓発イベントを開催しました。【第1部】では、桑名北高校ダンス部のみなさんによるダンスパフォーマンス、【第2部】では、地域交流の広場ネットワーク様による演奏会、【第3部】では、桑名北高校生徒有志による紙芝居「とびだしたスーパーボールちゃん」、【第4部】では、社会福祉法人 日の本福祉会様による取組発表が行われ、多くの来場者で賑わいました。

  桑名北高校ダンス部
  地域交流広場ネットワーク
     日の本福祉会

(3) 相可高校の生徒がシティ電産エレクトロン株式会社(いじめ防止応援サポーター、多気町)と連携していじ

   め防止に係る取組を実施

 11月3日、11日、生徒がピンク色の焼き菓子を製作し、いじめ防止メッセージを添えてごかつら池ふるさと村内にあるマルシェグランマで販売しました。啓発活動に利用した看板は、いじめ防止応援サポーターのシティ電産エレクトロン株式会社が製作しました。

    開店前の様子
シティ電産エレクトロン株式会社が製作したいじめ防止啓発看板

(4) 伊勢鉄道「いじめ防止キャンペーントレイン」の走行

 いじめ防止ロゴ(平成30年度に飯野高校の生徒が作成)のヘッドマークをつけた「いじめ防止キャンペーントレイン」が、11月1日(水)から11月30日(木)まで、津駅と四日市駅の間を走行しました。

(5) 三重交通における「いじめ防止キャンペーンバス」の走行                                                  

 津商業高校の生徒が昨年ペイントした「いじめ防止キャンペーンバス」が、引き続き津市内を走行しています。

(6) 主要駅等での街頭いじめ防止啓発活動

 県立高校の生徒が、いじめ防止応援サポーターであるスポーツクラブチーム(ラグビー、サッカー)の選手と明治安田生命の社員とともに、主要駅等でいじめ防止を啓発しました。啓発活動への参加者は以下のとおりです。

<近鉄・JR津駅>

 三重ホンダヒート(ラグビー選手、いじめ防止応援サポーター)、明治安田生命(いじめ防止応援サポーター)、津商業高校・津西高校の生徒、三重県知事、県教育委員会の職員

<近鉄四日市駅>

 PEARLS(ラグビー選手、いじめ防止応援サポーター)、四日市工業高校の生徒、県教育委員会の職員

<近鉄宇治山田駅>

 FC ise―shima(サッカー選手、いじめ防止応援サポーター)、明治安田生命(いじめ防止応援サポーター)、伊勢工業高校の生徒、小俣図書館の職員、県教育委員会の職員

<おわせお魚いちばおとと・主婦の店セントラルマーケット>

 明治安田生命(いじめ防止応援サポーター)、尾鷲高校の生徒、県教育委員会の職員

        近鉄・JR津駅
          近鉄四日市駅
        近鉄宇治山田駅
     おわせお魚いちばおとと
     主婦の店セントラルマーケット

(7) 郵便局のデジタルサイネージを活用したいじめ防止啓発活動

いじめ防止応援サポーターである三重ホンダヒート(ラグビー選手)の協力のもと、製作したいじめ防止映像を、下記の郵便局内のモニターにて、いじめ防止強化月間中に上映しました。

 <上映に協力いただいた郵便局>

 阿児郵便局、久居郵便局、伊勢郵便局、桑名郵便局、松阪郵便局、名張郵便局、白子郵便局、鈴鹿郵便局、津中央郵便局、上野郵便局、四日市郵便局、近鉄四日市駅前郵便局

2 学校の取組

  • 「いじめ防止標語」のポスターを読み、好きだなと思う標語を選んで理由を書き、クラス全体で発表しあった。また、このことを学年だよりで発信し、家庭での話題にしてもらえるようにお願いした。(小学校)
  • 生徒会が中心となって創り上げた「ネットルール宣言」に込められた願い「だれもが居心地のいい学校にするために、困っている子の立場に立って取り組むこと」を継承し、本年度も各学年・学級においてSNSによるトラブル防止の取り組みを進める。(中学校)
  • いじめ防止強化月間の取り組みとして、11月16日・17日の文化祭で「ピンクシャツデー」を生徒会中心に実施した。また、いじめ防止動画コンテストにて夜間部生徒会が作成した動画を文化祭のオープニング行事で全校生徒が視聴した。(高校)

3 いじめ防止応援サポーターの取組

  • 県教育委員会が主催するいじめ防止啓発活動に参加するとともに、選手がいじめ防止応援メッセージを色紙に書き、「STOP!いじめ」ポータルサイトで県民に啓発を行った。(三重女子ラグビーチームPEARLS)
  • 10代向けの居場所として開催している「ゆうやけカフェ」にて、いじめ防止ポスターを掲示し、いじめについての話題を会話に盛り込むなどするとともに「いじめ防止動画コンテスト」の動画を流し、啓発を行った。(NPO法人 太陽の家)
  • 小学生の登校集合場所にポスターを掲示するとともに、自治会役員にポスターとステッカーを配布し、いじめ防止の意識を再認識させた。(行政書士事務所ホウプフル)

 過去の取組はこちら

これまでのいじめ防止強化月間における主な取組は、次の通りです。